ウィーンのグルメ
先日は週末に、1泊2日でオーストリアのウィーン観光に行ってまいりました。
その際に訪れたレストランやテイクアウト、カフェなどのグルメスポットについてご紹介していきます。
ケーキ屋:Cafe Central
ウィーンと言えば、まず有名なのがケーキです。市内にはたくさんのケーキ屋さんがありますが、その中でも宮殿調の素敵な内装と、素晴らしいケーキやカフェに定評があるのが、Cafe Centralさんです。
10時半ごろに訪れると、店内まで含め20名以上の列がありましたが、20分ほどで入ることができました。
広い店内はウィーンの地元の方と観光客の両方で賑わっており、朝ごはんやブランチを楽しんでいる方もたくさんおられました。
入り口にはたくさんのおいしそうなケーキが並んでおり、持ち帰ることもできます。
お席ではメニューを見ながら、ケーキやお食事、カフェ、アルコールなどを注文できます。今回は、ウィーン風の温かいチョコレートケーキと、こちらの特製であるカフェセントラルコーヒーを頂きました。
チョコレートケーキはザッハトルテに近いですが、コーティングはされておらず、温かいチョコレートが上からかかっています。金粉の"Cafe Central"の文字が何ともおしゃれです。ケーキは濃厚ですがしつこくなく、温かくてふわふわで、とてもおいしいです。冷たいアイスクリームやふんわりしたホイップがまたよく合います。
カフェメニューでおすすめされていた、エスプレッソのダブルにアプリコットのリキュールが入ったコーヒーです。エスプレッソの苦みと、アプリコットリキュールの甘みとお酒感が絶妙にマッチしており、ザ・大人の味という感じでおいしいです。
カフェの中では少し値段が張りますが、非常におしゃれな空間と、ハイクオリティなケーキを楽しみたければ、十分お値段に見合うおすすめカフェだと思います。
ケーキ屋:SULKA
SULKAさんはウィーンの大通りにお店を構える、老舗のケーキ屋さんです。ウィーンに3店舗を構えており、こちらの店舗自体は新しいですが、オリジナルの店舗は100年以上にわたってお店を続けています。
入り口にはとてもおいしそうなケーキが並びます。また店内はかなり広くケーキを展示しているカウンターも二つあります。ちなみにウィーンのケーキ屋さんでは、勝手に席に座ると、メニューを持ってきてくれるシステムになっています。スルーカさんの前に訪れたK.U.K Cafe Conditoreiさんでは、入り口で待っていたところ全く店員さんがおらず、訳も分からぬまま外に出ました。スルーカさんはスタッフも多く親切なので、すぐに説明をしてくれました。
店内は老舗らしいおしゃれで落ち着いた空間ですが、既にクリスマスの装飾も始まっており、お菓子なども購入できるようになっています。
こちらでは、スルーカケーキというおすすめケーキと、ウィーンの定番であるメランジェのコーヒーを頂きました。
オレンジのスポンジとチョコレートの層の土台に、チョコレートを乗せた、おすすめケーキです。ところどころにナッツがまぶされています。濃厚なチョコレートに対して甘めなオレンジが絶妙で、またナッツもちょうどいい具合にアクセントとなっており、とてもおいしいです。
ウィーンの定番である、コーヒーにスチームミルクを合わせたメランジェです。こちらもちょうどいい感じでおいしいです。
SLUKAさんは、老舗ですが比較的お安い価格でハイクオリティなケーキを楽しめますし、場所も大通りで入りやすいので、おすすめです。
オーストリア料理:Gmoa Keller
Gmoa Kellerさんは、ウィーンミッテ駅の方面にある、ウィーンの地元の方に人気のオーストリア料理レストランです。訪れたのは5時でしたが、レストラン内の多くの席は埋まっており、予約必須のお店です。なお入り口はちょうど工事中でわかりにくくなっていました。
メニューは、前菜、スープ、メイン、デザートがありますが、特にコースとかではありませんので、自由に頼むことができます。今回は、ベーコンのサラダ、クリアビーフスープ、仔牛のグレービーソースにしました。最後にウィーンの定番であるアップルストゥルーデルをデザートで頂きました。
こちらはおすすめされるがままに頼んだベーコンのサラダです。ハニーマスタードのソースがいい感じでおいしいです。
ウィーンの定番、牛肉のスープです。牛肉を出汁に使ったコンソメスープですが、お野菜もしっかり入っており、また肉団子のようなものも入っていて、満足感があります。
薄切りの仔牛肉を使ったメインです。ソースはグレービーソースで、ライスがついています。こちらは少し味が濃い目でしたが、しっかりと牛の味が楽しめるようになっており、ライスと合わせて食べるとおいしかったです。
しかし、なんだかんだ言っても一番おいしいのは、ウィーンの定番アップルストゥルーデルです。じっくりと甘みを引き出されたリンゴのフィリングと独特の皮が良くマッチしており、とてもおいしいです。
Gmoa Kellerさんは、伝統的なオーストリア料理を楽しむには最適な場所かと思いますし、ウィーン交響楽団のコンサート会場などとも近かったので、そうしたタイミングではおすすめのレストランです。なお料理はかなりのハイペースで出してくれますので、その気になれば1時間で十分楽しめるレストランです。
オーストリア料理:DIE FEINKOSTEREI
DIE FEINKOSTEREIさんは、ウィーンの中心エリアにあるオーストリア料理レストランです。人気のお店で、こちらもテーブル席は予約でいっぱいの様でした。予約はE-mailで、先方から返事があったにもかかわらず予約がされておらず、そのあたりは少し注意が必要ですが、席を作って入れてくださいました。
メニューは、色々なオーストリア料理が並びます。しかし残念ながらコルドンブルーはありませんでした。こちらでは、牛タルタル(タパスサイズ)、鴨のスープ、ウィーンシュニッツエルをいただきました。またオーストリアの赤ワインを頂いてます。
牛タルタルです。肉全体が細切れになっているというよりは、ミンチとして全体的にくっついているような感じです。お肉のうまみが感じられておいしいです。
鴨のスープです。前日の牛のスープ同様、こちらは鴨のコンソメといった感じですが、結構味が濃いです。パンと一緒に食べるとお肉の出汁といいバランスです。
このウィンナーシュニッツエルは衣がすぐ剥げてしまって、ちょっとイマイチでした。バターたっぷりのポテトとジャムはいい感じでした。
ウィンナーシュニッツエルはおすすめできませんが、モダンな空間で伝統的なオーストリア料理を楽しめますので、観光ついでに街中でオーストリア料理を楽しみたい場合には検討してもいいのではないかと思います。
オーストリア料理:BELLARIA
BELLARIAさんは、美術史美術館や自然史博物館の近くにある、オーストリア料理のカフェレストランです。しっかりとしたランチを頂くこともできますし、スイーツだけを頂くこともできます。実は私は、この日もカフェでケーキを食べて済ませるつもりでしたが、どうしても肉が欲しくなってしまい、こちらで食事をすることにしました。
レストラン内はかなりトラディショナルな雰囲気です。ショーケースでスイーツを見ることができます。
注文は、ウィーン風のサーロインステーキにしました。あと、メランジェのコーヒーを頼んでいます。
こちらはお肉はそれほどでないんですが、玉ねぎ系のソースとジャガイモのソテー、フライになったオニオンがおいしいです。コーヒーは苦みが強い系です。
こちらはとにかく立地が良いので、美術館や博物館の前後に食事やカフェを入れたい場合におすすめかと思います。
以上、ウィーンのグルメ情報でした。
やはりケーキが圧倒的に素晴らしいので、スイーツ好きの方はガンガンケーキを楽しむのがおすすめです。
なお英語でのお店の予約に自信がない方は、グルヤクさんの利用がおすすめです。