RESTAURANT PALÆGADE
Restaurant Palægadeさんは、コペンハーゲンの中心エリアであるコンゲンスニュートーの近くにお店を構える、スモーブローレストランです。2019年の北欧諸国版ミシュランでは、40種類以上の伝統的なスモーブローが楽しめるレストランとして、星はありませんが、ミシュランプレートで掲載されています。またAOKが開催しているコペンハーゲンのベストグルメのアワードでは、2019年にスモーブローのジャンルで大賞を獲得しています。
スモーブローが人気のレストランですが、ディナーではモダンデンマーク料理のコースを楽しむこともできます。
店舗情報
- 住所:Palægade 8, 1261 København K
- 営業時間(ランチ):月~土の11時半~15時
- 営業時間(ディナー):月~土の18時~21時半
- https://palaegade.dk/frontpage/
レストラン内は白黒のタイルにあたたかな色の電球の、おしゃれな空間が広がります。
人気のレストランですので、11時半に予約で伺いました。12時ごろになると、ほとんどの席がコペンハーゲンの地元の方で埋まっており、人気のほどがうかがえます。
スモーブローのメニューには、495krのおすすめコースと、アラカルトがあります。
おすすめコースは、スモーブローの定番が7品+デザートとなっていますが、今回はアラカルトにすることにしました。
アラカルトでは、ロブスターのタルタルがこのレストランのスペシャリテとしておすすめとのことで、コペンハーゲンではあまり見たことがなかったので注文しました。
もう一つ、ニシンが4種類入ったプレートが気になったのですが、レストランの方に伺ったところ、その2皿だと多いと思うので、ニシンのフライのお皿がおすすめとのことで、そちらを注文しました。またデザートとしてベリーのタルトを追加しました。
ニシンのフライ(100kr)は、ニシンのフライをダークビール煮にしたものに、マスタード、クランチが合わせてあります。
ニシンのフライはニシン自体の苦みを少し残しつつビール煮にしていることでビターな味わいで、マスタードと合わせて、大人の味わいといった装いでおいしいです。スモーブローの土台のライブレッドを、温かいニシンのフライに合わせてカリッと温かく仕上げているのも、レストランの心遣いを感じます。
スペシャリテのロブスターのタルタルです。たっぷりのロブスターに、玉ねぎのピクルス、マヨネーズ、半熟卵のフライが乗っています。ちなみにロブスターのタルタルは、コースには入っておらず、アラカルトでしか注文できません。
ロブスターは旨味の詰まった身がこれでもかと乗せられており、たっぷりとロブスターを楽しめておいしいです。卵は、レストランの方からも割る際に気を付けてねと言われますが、見事な半熟具合で、これもロブスターと絡めるととてもおいしいです。ピクルスも甘みを足して味に変化を与えており、地味にいい仕事をしています。マヨネーズは少し多い感じでした。
いずれにせよ、他ではあまり見ないメニューですが完成度も高くおいしいので、こちらのレストランに来た際には食べるべきおすすめの一品です。
ベリーのタルトは固めのクッキーの様なサクサク感のタルトに、これでもかという量のベリーのコンポートが乗っています。その上はホワイトチョコレートのムースです。
ベリーはラズベリーとブラックベリーですが、酸味はほとんどなく、かといって甘すぎることもなく、いいバランスでおいしいです。個人的にタルトは固めの生地が好きなので、そこもよかったです。
以上、Restaurant Palægadeさんでした。
コペンハーゲンの伝統的なスモーブローレストランの中では高めの部類に入りますが、レストランの雰囲気やスタッフのレベルも含め、ミシュランやAOKのアワードに恥じない素敵なレストランだと思います。場所もニューハウンから近くコペンハーゲンの中心エリアですので、デンマーク旅行の際には候補に入れてもよいおすすめレストランかと思います。人気のレストランですので、土日は予約をしておくことがおすすめです。