Restaurant Kronborg（レストラン クロンボー）
Restaurant Kronborgさんは、デンマークの伝統料理スモーブローを提供しているレストランです。スモーブローとは、パンに具材を乗せて楽しむ料理で、コペンハーゲンにはたくさんのレストランがあります。オープンサンドイッチなどともいわれます。
ストロイエ通りから一本入ったところにあり、コペンハーゲンの地元の方々に長年愛されています。なお同じ通りには、以前ご紹介したLa Glaceさんがあります。
Restaurant Kronborg の店舗情報
- 住所：Brolæggerstræde 12, 1211 Copenhagen K
- 営業時間：毎日11時~17時
- http://www.restaurantkronborg.dk/en/
Restaurant Kronborgは伝統料理レストランらしい、落ち着いた空間が広がります。
Restaurant Kronborgのメニューは基本的にすべてスモーブロー（オープンサンドイッチ）です。アラカルトが中心ですが、サマープラッターという、セットもあります。
サマープラッターは、ニシンとディルのクリーム、グラブラックス（鮭を使ったスカンジナビアの伝統料理）とライムソース、ツノガレイのフライとレムラードソース、アスパラガスとチキンのパイ、ローストポーク、デンマーク産チーズとルバーブのコンポートです。これだけいろいろなものがあって269krということで、かなり迷いましたが、今回はアラカルトにしました。
注文したのはニシンの盛り合わせのお皿と、Restaurant Kronborgおすすめのローストビーフです。お肉をどうしようか悩んでいたところ、店員さんから、ローストビーフはおすすめだから絶対に食べてみてほしいとおすすめされ、ローストビーフにしました。
ニシンの盛り合わせは、コペンハーゲンでも定番である、ニシンの甘酢漬け、ニシンのカレーソース、ニシンのソテーが、それらを乗せるためのパンとバター、ラードと一緒に提供されます。
”昔ながらの“ニシンの甘酢漬けは、酸味がほとんどなくちょうどいい甘さで、とてもおいしいです。単体だとやや味が濃く感じるかもしれませんが、パンに乗せることで絶妙な塩梅になります。
カレーソースも定番ですが、これもとてもおいしいです。こちらはカレーソースが強すぎず弱すぎず、しっかりとニシンを引き立てていて、バランスの良い仕上がりです。
パンに乗せる際には思いっきりカレーソースをかけ、半熟気味の卵を乗せてあげることで、伝統料理のポテンシャルを堪能できます。
ニシンのソテーは、少し苦みを残して仕上げられたニシンに、甘くなるまで炒められた玉ねぎがたっぷりと乗っており、いいバランスに仕上がっていておいしいです。
3種類のニシンがいずれもおいしく、全く異なる味わいを提供してくれていることで、伝統料理を幅広く味わえる、Restaurant Kronborgでおすすめの一皿です。
Restaurant Kronborgの店員さんおすすめのローストビーフです。
まずお肉だけで一口食べてみると、それだけで十分においしいです。
しかしそこはコペンハーゲン流ですので、たっぷりのレムラードソース、西洋わさび、甘酸っぱいピクルス、そして焦がし玉ねぎと一緒に味わいます。見えませんが、下にスモーブローのパンが隠れています。
全部を合わせて一口食べると、かなりおいしいです。店員さんが自信をもっておすすめしてくれたのがよくわかります。しっかりと牛の旨味が味わえるローストビーフを、甘すぎないがしっかりとコクを感じられるレムラードソース、同じく強すぎないピクルスが引き立てます。
一方で焦がし玉ねぎは、強い風味をもって全体を引き締めると同時に、新たな顔を出現させる役割を担っています。玉ねぎなしと玉ねぎあり、両方を食べ比べるのもまた楽しく、Restaurant Kronborgに訪れた際には是非食べてみていただきたい一品です。
以上、Restaurant Kronborgさんでした。
このレストランでスモーブローを食べると、伝統的なスモーブローが愛されてきた理由がよくわかります。伝統的な料理にトライしたい際にはおすすめのレストランです。
今回はベーシックな料理の実力がよくわかりましたので、次回Restaurant Kronborgを訪れた際には、季節のおすすめを食べにきたいと思います。
なお場所もストロイエから一本入ったところと、コペンハーゲンの中心に位置しておりますので、贅沢をするならば、Restaurant Kronborgでランチをとって、La Glaceさんでティータイムを楽しむといった流れがおすすめです。
