BAEST(ビースト)
BAESTさんは、こだわりぬいたオーガニック食材で作った料理を提供する、イタリアンレストランです。ガーディアン紙の世界のトップ50ピザに選ばれているほか、様々なピザランキングで上位に現れてくる、コペンハーゲンが誇る名店です。
同じくオーガニックの有名店であるレレやManfredsなどとともにRelæ Communityというグループを形成し、お互いに協力しています。
コペンハーゲンで人気の新北欧料理レストランレレはこちらの記事をご覧ください。
なおオーガニックはコペンハーゲンの一つのトレンドですが、BAESTさんはレストランから40㎞のところに自前で牧場をもっているという徹底っぷりで、自家製のモッツアレラチーズ、ブッラータチーズ、シャルキュトリーなどを提供しています。
BAESTの店舗情報
- 住所:Guldbergsgade 29, 2200 Copenhagen N
- 営業時間(ランチ):木~日の12時~15時
- 営業時間(ディナー):毎日17時~22時半
- https://baest.dk/en/
今回は一人でBAESTのランチに訪問したため、バーカウンターに通されました。
バーカウンターにはワインや様々なお酒が並んでいます。
BAESTのキッチンはオープンになっており、レストランの調理の様子を見ることができます。イタリアンレストランらしい、本格的なピザ焼き窯があります。
BAESTのランチタイムには、レストランおすすめのランチコースかアラカルトが選べます。ランチコース(225kr)では、自家製シャルキュトリー盛り合わせ、自家製ストラッチャテッラ、ミズナのサラダ、ハーフサイズの好きなピザが食べられます。
BAESTのおすすめはランチコースということで、そちらを頂くことにしました。
なおピザは9種類のBAEST定番メニューと、日替わりから選ぶことができます。
https://baest.dk/download/menu-lunch-en/?wpdmdl=2935
日替わりはパンチェッタということで、最後まで悩みましたが、シャルキュトリーなどとの組み合わせも考え、ンドゥイヤのピザにしました。
左からサラミ、牛テンダーロインのハム、豚のレバーパテ、別のサラミです。
4種類のBAEST自家製のシャルキュトリーがきれいに盛り付けられています。
サラミはシンプルなサラミ(左)と少し香りの強いサラミ(右)です。いずれも美味しいですが、左の方が塩気もちょうどよく好みでした。豚のレバーパテは、ルバーブのマスタードと一緒に出されます。レバーパテだけですと少しレバー感が強めですが、ルバーブのマスタードと合わせるとちょうどよくおいしいです。テンダーロインのハムは面白いですが、少し薄くてそこまで印象に残りませんでした。
ストラッチャテッラと、豚肉のリエット、自家製ピクルスです。タイミングとしては、シャルキュトリーと一緒に提供されます。
BAEST自家製のストラッチャテッラですが、これがかなりおいしいです。
ストラッチャテッラはモッツアレラチーズに生クリームを加えて少し塩味をつけたものですが、そこに少量のレモンなどが合わせてあり、なめらかでコクのあるモッツアレラチーズに若干の爽やかさが足された仕上がりになっています。
パンともとても相性が良く、おすすめの一品です。
豚肉のリエットはしっかりと豚の味が楽しめておいしく、また上に載っているチップがカリカリの食感を足しており、楽しくいただけます。同じくBAEST自家製のピクルスは少し酸っぱめで、シャルキュトリーの間の箸休めにちょうどいいです。
サラダは、オーガニックな葉っぱ類が、BAEST自家製のチーズと一緒に提供されます。
サラダ自体には味付けがほとんどされておらず、サラダだけだとやや苦いのですが、それによってチーズのおいしさが引き立ちます。サラダですが、サラダ自体はチーズの引き立て役で、チーズがメインといったような一品です。
ンドゥイヤのピザです。ハーフサイズと言いながら、結構大きく食べ応えがあります。
まず生地ですが、本格的ナポリピッツアのモチモチの生地で、とてもおいしいです。
味の方は、辛みが前面に出てくるように、トマトソースは控えめで、タバスコとンドゥイヤで強みに味付けがされています。辛さに全振りしているピザなので、辛いものがお好きな方におすすめです。
以上、BAESTさんでした。
コペンハーゲンにて、本格的なナポリピッツァを楽しめる店ですので、イタリアンが食べたい際には、BAESTはおすすめです。またこちらのストラッチャテッラはかなりおいしいので、デンマークのオーガニックレストランに興味がある方も是非トライしてみてください。