コペンハーゲンでレストラン巡り

美食の街コペンハーゲンを食べ尽くします。

Bastard Cafeでボードゲーム Zooloretto & Hanabi

バスタードカフェさんはコペンハーゲン最大のボードゲームカフェで、ボードゲーム好きの間で大人気のスポットです。ノアポートからレストラン等の立ち並ぶ大通りを通って大きな門の中に入ると、ボードゲームを遊び放題の敷地が広がります。
席は100席以上ありますが、週末はそのほとんどが埋まっています。

中に入ると壁一面に数百種類のボードゲームがあり、25krを支払えば自由に遊ぶことができます。また150krで年間メンバーシップを手に入れることができます。
カフェですので、コーヒーやビール、ポテトやサンドイッチ等の販売もしています。
カウンターで注文できるほか、専用アプリによる注文も可能です。

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店舗情報

  • 住所:Rådhusstræde 13, 1466 København K
  • 営業時間:火~金の17時~0時、土の13時~0時、日の13時~22時
  • https://bastardcafe.dk/

この記事ではバスタードカフェで楽しめるおすすめのボードゲームを紹介します。
今回はズーロレットとHanabiです。 

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Zooloretto

基本情報

  • プレイ人数:2~5人
  • 所要時間:45分

ズーロレットは動物園の園長になり、魅力的な動物園を作るというコンセプトで、2007年のドイツボードゲーム大賞を受賞したボードゲームです。

各プレイヤーは自分の動物園をどれだけ効率よく魅力的にできるか競い合います。
動物園は最大3種類までしか展示をできず(お金を払って拡張しても最大4種類)、
自分の選ぶ3種類の動物をいかにたくさん集めるかが勝負です。
もし展示できる最大数以上の動物を得てしまうと、それらは小屋に待機することになり、最終的にマイナスポイントになります。

動物は、中央の出荷用トラックを引き取ることで獲得できるほか、他社の小屋から買い取ったり、つがいを作って繁殖をすることで獲得できます。中央の出荷用トラックは、全プレイヤーの共有品であり、自分が山から引いた動物をどのトラックに置き、最終的にどのトラックを引き取るかが、駆け引きの最大のポイントです。

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最終ポイントは、それぞれの展示柵に必要な数の動物を展示できるかで決まります。
また各柵における売店もポイントに効いてくる他、もし小屋に動物が残っていると、
ポイントを失うことになります。

このゲームは動物園というわかりやすい題材とシンプルなルールにより、直感的にプレイしやすく、ボードゲームになじみのない方にもおすすめのゲームとなっています。

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Hanabi

基本情報

  • プレイ人数:2~5人
  • 所要時間:30分程度

Hanabiはいかに美しい花火を上げるかというコンセプトのゲームで、2013年のドイツボードゲーム大賞を受賞したボードゲームです。花火というタイトルですが、日本のゲームではなく、7 Wondersの作者であるアントワン・バウザ氏の作品です。

Hanabiはパンデミックのような協力型のゲームで、ルールに則っていかに多くの花火を上げることができるかを競うゲームです。
面白いのは、各人が自分の手札を見ることができず、仲間からの情報を受けてプレイをするという点です。

全プレイヤーは、5色の花火を小規模な1から最大の5までの順番に打ち上げることを目指します。一度花火を打ち上げると、それ以下の規模の花火を打ち上げることができなくなり、打ち上げようとした場合には3つあるライフの1つを失います。

各プレイヤーは自分のターンに、カードをプレイするか、1コインを使って仲間にヒントを与えるか、カードを捨てて1コインを得るかを選びます。
最初のうちは手持ちのカードの情報がないため、仲間へのヒント出しをすることになりますが、その際は「このカードとこのカードは緑です」「このカードとこのカードとこのカードは2です」といった風に、色または数字の情報を伝達します。
色の場合も数字の場合も、該当するすべてのカードを選ばなければいけないため、最初は1のカードを1枚だけ持っている人を狙ってヒント出しをすることになります。
ヒントをもらった側は、「このタイミングで1と言ってくるということは、プレイすべきカードだ」といった具合に、ヒントの出し手の意図をくみ取り、プレイすることになります。

このゲームでは、自分のターンのヒント出し以外、一切仲間とコミュニケーションを取れません。これはルールとして必須ですが、同時に静かに花火を見るというコンセプトとマッチしており、非常に趣深いと思います。

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最終的なスコアは、何発の花火を打ち上げられたかで決まります。
今回は黄色で伝達ミスが起こってしまったため、18ポイントでした。

このゲームは、シンプルですが、お互いの意図を汲んでプレイする必要があり、かつ自分が受けたヒントを記憶しておくことも必要なため、高い集中力が求められます。
しかし、自分の手札が見えない中、仲間の意図を汲んで協力するというのは非常に面白いコンセプトですので、協力系が好きな上級者にはおすすめのゲームだと思います。 

以上、バスタードカフェさんでした。
コペンハーゲン最大のボードゲームカフェで、そのゲームの多さに圧倒されますので、ボードゲーム好きの方には是非訪れていただきたいおすすめのカフェです。
また今後もちょくちょく遊びに行きますので、面白いゲームがあればアップしたいと思います。