コペンハーゲンでレストラン巡り

美食の街コペンハーゲンを食べ尽くします。

Restaurant PUK

PUKさんはクラシックデンマーク料理の人気レストランで、1750年からコペンハーゲンで営業している老舗です。チボリ公園近くの大通りから一本入ったところにある入り口は、レストランの歴史を感じる素敵な店構えです。

f:id:copennogohan:20190824040103j:plain

PUKの店舗情報

f:id:copennogohan:20200115041259j:plain

メニューは238kr、268kr、375krの3種類のコースと、アラカルトがあります。
PUKの238krのコースは、イワシのやツノガレイのフライ、ポークパテ、ローストポークといった、デンマークの伝統料理が6品楽しめるようになっています。同じく268krのコースも6品ですが、ポークでなくローストビーフなど、メニューが少し異なります。375krのコースも同様に9品で、238krのコースにミートボールやチキンサラダなどが追加されます。

238krのコースというと、本格的なデンマーク料理レストランのディナーの中ではお安い部類に入ってきますので、そちらに心惹かれたのですが、周りのメンバーの希望もあり、今回はアラカルトにしました。そのため、前菜として4種類のお魚系の小皿をスモーブロー的に楽しめる盛り合わせを注文し、メインとして店員さんにおすすめされた牛フィレを注文しました。 

f:id:copennogohan:20190824041643j:plain

The Fisherman's Wife's Selection(139kr)

漁師妻のおすすめというタイトルの通り、サーモンマリネのハニーマスタードソース、ツノガレイのフライ、イワシのアクアビット漬け、小エビとマヨネーズという、お魚系のデンマーク伝統料理が並びます。スモーブロースタイルで、パンやバター、ラードも一緒に提供してくれます。

自家製サーモンのマリネは、程よい塩梅にマリネされた北欧産のサーモンと、甘めのハニーマスタードソースの相性が抜群で、おいしいです。

ツノガレイのフライもサクサクで、塩加減もちょうどよく、レムラードソースと合わせて付け合わせのパンが進みます。こうした基本的なデンマーク料理がいずれも安定しておいしいので、レストランとしてのレベルの高さを感じます。

イワシはアクアビットとサワークリームで和えられていますが、角が立っていることもなくまろやかでおいしいです。小エビとマヨネーズは定番で、無難なお味です。 

f:id:copennogohan:20190824042201j:plain

Fillet of Beef(225kr)

牛フィレのデミグラスソースにハーブバターが添えられています。
周りにはこれでもかという量のマッシュポテトが可愛らしく盛り付けられており、何とも北欧らしい一品です。

牛フィレはとても柔らかく、濃厚なデミグラスソースや、コクのあるハーブバターが味に深みを加えており、とてもおいしいです。マッシュポテトも濃厚で、お肉とマッシュポテトをソースにつけて食べると、とても幸せな気分になれるので、こうした組み合わせが好きな方には是非食べていただきたいおすすめの一品です。

なお周りのメンバーにはデンマークの伝統料理である皮つき豚のローストポークを頼んでいる方もいましたが、そちらもおいしいと絶賛でしたので、ローストポークもおすすめかもしれません。

f:id:copennogohan:20200115041712j:plain

Mussel from Vilsund(125kr)

また別の機会には、前菜でムール貝を頼んでみました。ムール貝は身がぷっくりとしており、ワインとニンニクのソースもちょうどいい味付けでおいしいです。バゲットではなく黒のライブレッドがいただけますが、これも旨味のしみ出したスープに良く合います。

f:id:copennogohan:20200115042245j:plain

Aeble Skiver(79kr)

またデザートのエーブルスキワも食べてみました。エーブルスキワはクリスマスマーケットでよく見かける球体のパンケーキですが、これはそこまででした。

以上、PUKさんでした。
コペンハーゲンで伝統的なデンマーク料理を提供しているレストランの中でも、かなり洗練されたレストランだと思いますので、ハイクオリティな伝統料理を食べたい際にはおすすめです。
場所もチボリ公園近くで、コペンハーゲン中央駅から10分圏内になりますので、デンマーク旅行の際には、候補に入れていただいて間違いないと思います。