Bastard Cafeでボードゲーム KASHGAR & Istunbul dice game
2度目のおすすめボードゲーム紹介です。
コペンハーゲン最大のボードゲームカフェであるバスタードカフェさんについては、こちらの記事をご参照ください。
今回プレイしたおすすめボードゲームは、カシュガル(KASHGAR)とイスタンブル(Istanbul)ダイスゲームの2つです。
基本情報
- 人数:2~4人
- 所要時間:約60分
カシュガルは、自身がキャラバンのリーダーとしてキャラバンを強化し、交易で稼いでいくというコンセプトのゲームです。
山札からカードを引いてキャラバンを強化し、できるアクションを増やしていきながら、得点を重ねていくゲームです。得点は、得点を持つキャラバン隊員を山札から引くことと、場の中央にある注文をこなすことで手に入れることができます。
場の注文をこなすためには、『注文をこなす』という能力を持った隊員を獲得してアクションをし、求められる資源を支払うことが必要です。資源もまた、アクションによって入手することができます。
このゲームの面白い点は、自分の手番で好きな隊員を使えるわけではなく、各キャラバンの一番上のカードしかアクションを使えない点です。プレイヤーは3つのキャラバンに隊員を重ねておき、各ターンに1度だけ、いずれかのキャラバンの1番上にいる隊員のアクションを使うことができます。アクションを行った隊員はキャラバンの一番後ろに回り、再び先頭に出てくるのを待つことになります。
各プレイヤーはゲームスタート時にランダムな3枚の隊員と、『山札からカードを引く』アクションを持つ3枚の隊員をセットします。その時点では先頭の3枚は必ず、『山札からカードを引く』隊員です。そのため、各プレイヤーは最初のターンで、次に使いたいアクションの隊員が下に眠っているキャラバンの隊員を使ってカードを引きます。
新たに得た隊員は、『カードを引く』アクションの隊員のさらに下に入れます。
したがって、各キャラバンはどんどん枚数が増えていきます。有力な隊員を使うためには、一度『カードを引くアクション』を経由し、キャラバンに1枚のカードを追加する必要があるためです。ただし、各キャラバンの枚数を減らせる方法も用意されています。隊員によっては、強力なアクションと引き換えに、そのカードをキャラバンから取り除く必要のあるものがあります。そうしたアクションをうまく使いながら、効率よくポイントを稼いだ人が勝利できます。
このゲームはシンプルですが、キャラバンの隊員で得点を稼ぐのか、注文をこなすのか、またどういったキャラバンを作るのかなど、選択肢が多様にあり、とても面白いと感じました。
この手のゲームではドミニオンが有名ですが、経験値の差がはっきり出るドミニオンに比べ、ある程度運要素が絡んでくる点で、いろいろなレベルの方が参加する場合におすすめだと感じました。
基本情報
- 人数:2~4人
- 所要時間:20~40分
イスタンブルダイスゲームは、イスタンブルの商人になって、織物、スパイス、果物、指輪を交易し、誰が一番稼げるかというコンセプトのゲームです。
2014年にドイツ年間エキスパート大賞を受賞したイスタンブルのライト版です。
ちなみにプレイ写真が行方不明になってしまいました。すみません。
各プレイヤーは自分のターンにダイスを振り、資源の獲得、水晶の獲得、金貨の獲得、カードの獲得、モスクタイルの獲得、ルビーの獲得のうち2種類のアクション(重複可)を行います。一人のプレイヤーが5つ目のルビーを獲得したターンが最後のターンとなり、そこからほかのプレイヤーが1ターンずつを完了した時点で、最も多くのルビーを持っていたプレイヤーが勝利となります。
資源は、次以降のターンでダイスの目として使うことができます。
資源には織物、スパイス、果物、指輪の他に、どれにでもなるコンテナがあります。
水晶は使うことで、5つのダイスのうち一部または全部のダイスを振りなおせます。
金貨は、ルビーの購入に充てることができます。
カードは引いたカードのうち1枚を選んで、効果を発現させます。カードには自分だけに効果があるものと、周りのプレイヤーにも効果があるものがあります。
モスクタイルは、各プレイヤーのターン開始時に、サポート効果を発生させます。
例えば金貨や水晶、カードの獲得、ダイスの追加、アクション回数の追加などです。
ルビーはダイスの目や資源で購入できるほか、金貨でも購入ができます。
各種類とも、ルビーが減るほどに、コストが高くなっていきます。
すなわち、コストの安いうちにルビーを集めるか、最初はモスクタイルを買って力を蓄えるか、それらのバランスをいかにとるかというゲームです。スピード感があり、短期決戦になりますので、ライトなゲームを楽しみたいときにおすすめのゲームです。