コペンハーゲンでレストラン巡り

美食の街コペンハーゲンを食べ尽くします。

SLOTSKÆLDEREN

スロッツケルデレンさんは、1797年から20年以上コペンハーゲンでスモーブローを提供している、老舗デンマーク料理レストランです。北欧旅行のガイドブックにも載っている、机一杯に広げられたスモーブローの写真で有名なレストランです。

レストランの入り口にはデンマークの旗が掲げられ、石づくりの壁と相まってトラディショナルな雰囲気が漂っています。

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店舗情報

予約なしで11時半ごろ訪れると、レストランの全ての席が予約済になっていましたが、1時までに食べ終わるのであれば大丈夫ということで、席を作っていただきました。

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レストラン内の壁には、時計や絵画、タブロイドなど、時代を感じさせるアイテムが並び、机やイスの感じと相まって、レトロな雰囲気が広がります。

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こちらのレストランの特徴が、テーブルに並べられたスモーブローを見ながら、好きなものをチョイスできることです。スモーブローを選ぶ際には、レストランの人が前に立ってくださり、こちらの質問に答えてくださいます。なお値段も書いてありませんので、レストランの方に直接確認する必要があります。

色々と悩みましたが、おすすめされたウナギのパテと、デンマークの定番であるローストビーフにしました。もう一品頼もうかと思っていると、とりあえず2品で様子を見た方がいいよと言われたので、そうしました。

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ウナギの燻製はコペンハーゲンのスモーブローレストランでよく見かけますが、ウナギのパテはあまり見たことがありませんでした。パンの上にウナギのパテ、ウナギの燻製、トマト、ピクルスが乗っています。横には炒り卵の様なスクランブルエッグが用意されています。

ウナギのパテはふわふわでキッシュのような感じです。よりふわふわ感を強調するために、スモーブローの土台のパンもふわふわのものが選ばれています。そこまでウナギ感は強くないですが、ふんわりとした甘みのある一皿としてはおいしいです。

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デンマークの定番であるローストビーフは、コペンハーゲンでよく見かけるピクルスを乗せたもののほかに、イタリアンテイストのもの、西洋わさびのものなど、いくつかバリエーションがあります。今回はピクルスのものです。

ローストビーフと甘いピクルスに定番の黒いライブレッド、そして上にベーコンです。まずいつものようにお肉だけで頂くと、お肉自体はそこまで主張が強くありません。デンマークで長年愛されているレシピだけあって、無難においしいです。 

後はデザートが欲しい感じでしたが、特にこのレストランである必要はなさそうでしたので、お会計を頂きました。それぞれあまり大きなお皿ではなく、かつレストランの雰囲気もレトロなので、まぁお水を足しても200krはいかないだろうと思っていたところ、合計で269krでした。やはり北欧旅行者向けのガイドブックなどにも載っていることもあり、観光客向け価格となっているのでしょうか、やや割高な印象を受けました。

以上、スロッツケルデレンさんでした。
上の写真のように一面に並べられたスモーブローは一見の価値がありますが、やや割高ではありますので、老舗の雰囲気や、テーブル一杯のスモーブローを見るところまで含めて楽しみたいのであれば、行ってみてもよいのではと思います。