コペンハーゲンでレストラン巡り

美食の街コペンハーゲンを食べ尽くします。

コペンハーゲンのクリスマスマーケット

コペンハーゲンにおいて、クリスマスは冬の一大イベントであり、早いところでは11月の初旬からクリスマスマーケットが開催されます。ニューハウン、ホイブロ広場、ニュートーと、それぞれに異なる魅力がありますので、11~12月にコペンハーゲンを訪れる方は、是非クリスマスマーケットをめぐってみてください。

ちなみにドイツのフランクフルトのクリスマスマーケットはこちらです。

 

ニューハウンのクリスマスマーケット

コペンハーゲンのクリスマスマーケットは、コペンハーゲンの人気観光スポットであるニューハウンから始まります。2019年は11/8からクリスマスマーケットが開催され、12/23まで毎日たくさんの人が訪れています。

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コンゲンスニュートーの駅を出て、ニューハウンの方に向かって歩いていくと、広場からニューハウンへの道がクリスマスマーケットになっており、両側にたくさんのお店が並びます。入り口にはトナカイとサンタさんがお出迎えしてくれます。

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さらに横断歩道を渡ってニューハウンに進むと、同様にクリスマスマーケットが広がっており、左側はレストラン、右側はお店が立ち並んでいます。

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コペンハーゲンの中でも、特にカラフルなビルの並びに定評があるニューハウンも、クリスマスシーズンには少し別の顔を見せてくれます。

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クリスマスマーケットにはたくさんのフードスタンドがあり、デンマークスタイルのホットドッグや、ベルリンでよく見かけたカリーヴルストなどがあります。店員さんはみなサンタクロースの格好をしています。

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こちらはデンマーク伝統料理のカリカリ皮のローストポークです。この料理はフレスケスタイと呼ばれ、コペンハーゲンのデンマーク伝統料理レストランなどで楽しむことができますが、もともとはクリスマスなどのお祝い事の際のごちそうです。ローストポークの他に、ハンバーグのような伝統料理のフリカデラもあり、それらをバーガーで頂くことができます。

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折角なのでローストポークのバーガーを一つ頂きました。しっかりと2枚のローストポークが入って60krですので、コペンハーゲンの物価を踏まえてお祭り価格としてみれば、十分ありではないかと思います。皮がカリカリ、パンもおいしいので是非試してみてください。

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上でもご紹介したデンマークスタイルのホットドッグの他に、フィッシュアンドチップスなどもあります。日本のお祭りでも見かけるようなトルネードポテトも売ってます。

他にも、マッシュポテトとスモークベーコン、ザワークラウトを合わせたブランデ・キャルリフなど、コペンハーゲンらしい、様々なデンマークの伝統的なクリスマスメニューのフードスタンドがありました。

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コペンハーゲンの方々はスイーツが甘いものが大好きですので、スイーツももちろんあります。こちらはドーナツやクレープの様なお菓子を売っていたフードスタンドです。ここではエーブルスキワ(35kr)という、コペンハーゲンのクリスマスマーケットの定番お菓子を頂きました。

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たこ焼きの様な見た目ですが、中身は何も入っておらず、ふわふわのパンケーキを一口サイズにしたような感じです。これ自体はほんのりとしか甘くなく、粉砂糖とジャムで頂きますが、レンジでふわっと温めてくれるので、コペンハーゲンの寒い空気の中で食べるにはいい感じでした。

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コペンハーゲンではたまにしか見かけない、チュロスやプレッツエルといったお菓子も売っています。クリスマスらしい赤色のレトロな車の形をしたスタンドでは、セルフサービスでファッジが売られています。

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クリスマスマーケットですので、お酒もたくさんあります。特にクリスマスシーズンのコペンハーゲンでよく見かけるのが、グルッグというホットワインです。ワインにスパイスや果物を混ぜて煮込んだもので、しっかりと甘くなっています。

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こちらのスタンドで、グルッグを注文しました。隣の半屋内のスタンドでゆったりと頂いてもいいですし、外でコペンハーゲンの夜空を見ながら頂くのも趣があっていいです。

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コペンハーゲンと文字が入ったクリスマス仕様のコップで、グルッグを提供してくれます。こちらは75krですが、コップとコインを返却すると、25kr返してくれます。コップが欲しい場合には、25krを回収せず持ち帰ることもできます。返却は別日でもOKということで、こちらを飲みながら家に帰りました。

というように言われていたのですが、実際に後日返却しに行ったところ、返金はできないといわれました。日本だったらあり得ないことですが、コペンハーゲンに住んでいるとこうしたことは良く起こるので、慣れてしまいました。

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コペンハーゲンの地ビールであるミッケラーのセルフスタンドもあります。コペンハーゲンのフードイベントでもよく見かけますが、こちらもクリスマスらしい電飾となっています。

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もちろん、食べ物以外のお店もたくさんあります。左のお店は靴屋さんのスタンドで、同じように帽子屋、毛皮屋、靴下屋などパーツごとにスタンドが並んでいるのも、コペンハーゲンのクリスマスマーケットの特徴です。

 

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クリスマスグッズを全面的に扱っているお店もあれば、中世の武器や防具のようなものだけを売っているお店もありクリスマスマーケットの雑多な雰囲気を楽しめます。

以上、コペンハーゲンの人気観光スポットであるニューハウンでのクリスマスマーケットでした。普段はカラフルな街並みが人気のニューハウンですが、クリスマスの時期には美しい電飾とともにまた違った顔を見せてくれます。コペンハーゲンのクリスマスマーケットでは一番規模が大きいので、是非訪れてみてください。

ホイブロ広場のクリスマスマーケット

ニューハウンの次にオープンするクリスマスマーケットは、ホイブロ広場です。2019年は11/15からクリスマスマーケットがスタートし、12/22まで開いています。コペンハーゲンのおすすめ人気デパートの一つであるイルムスデパートの目の前の広場です。

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5時半頃に門をくぐって中へと入っていくと、既にたくさんの人であふれていました。人込みをよけながらクリスマスマーケットの中心へ進んでいくと巨大な光の塔がお出迎えをしてくれます。

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コペンハーゲンのクリスマス名物である、グルッグを扱うバースタンドです。グルッグとはホットのワインにスパイスや果物を混ぜたもので、甘いホットワインです。もちろんグルッグだけでなく、色々なお酒を扱っています。

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入り口近くのホットドッグスタンドです。デンマーク名物のクリスプオニオンが乗ったホットドッグを楽しめます。ホイブロ広場のクリスマスマーケットでは、2店舗のホットドッグ店がありました。

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コペンハーゲンで昔から主食として食されているジャガイモです。ポテトフライやトルネードポテトなどのメニューがあります。

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ニューハウンのクリスマスマーケットでも紹介した、一口サイズのふわふわパンケーキのエーブルスキワのスタンドもあります。こちらのお店は10個セット、他に3個セットのお店もありました。

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奥の方にあったホットドッグのスタンドで、ホットドッグを頂きました。ソーセージにこだわりがあり、いくつかの種類のソーセージが炭火でグリルされています。

ホイブロ広場のクリスマスマーケットでは、ローストポークのサンドイッチなどはなく、しっかり食べられるのはホットドッグと、マッシュポテトにスモークベーコンや玉ねぎを合わせたブランデ・キャルリフくらいです。

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クリスマスマーケットの真ん中には、可愛らしい白熊のオブジェもありました。小さな子がペタペタと触っていました。

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またホイブロ広場のクリスマスマーケットでは、コペンハーゲンでよく見るブリキ人形のお店が何店舗かありました。

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おまけに、ホイブロ広場のクリスマスマーケットの近くに位置するイルムスデパートのライトアップの写真もアップしておきます。

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以上、ホイブロ広場のクリスマスマーケットでした。
コペンハーゲンの中心部でコンパクトにクリスマスマーケットを楽しむことができますので、軽く立ち寄りたいといったタイミングではおすすめかと思います。 

ニュートーのクリスマスマーケット

コペンハーゲン中央駅寄りのニュートーのクリスマスマーケットも同じく、2019年は11/15~12/23で開催されます。こちらのクリスマスマーケットの特徴は、サンタの家があることで、サンタに会うことができます。

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こちらのクリスマスマーケットは、コペンハーゲンの中で一番コンパクトで、入り口を通ると大体のお店を見渡すことができます。

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こちらのツリーは金色に輝いています。コペンハーゲンの白いアパートの背景に、金色のイルミネーションが良く映えます。

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金色に輝くツリーの根元には、ニュートーのクリスマスマーケットの目玉でもある、サンタの家があります。なおサンタに会えるのは日中のみですので、こちらのクリスマスマーケットは日中の訪問がおすすめです。

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お店の並びはコペンハーゲンの他のクリスマスマーケットと同じで、グルッグやホットドッグ、エーブルスキワなどを売っています。

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夕食はこちらのスタンドに合った、牛肉のグリルにしました。コペンハーゲンの他のクリスマスマーケットでは見たことがなかったので、新鮮です。注文してから焼いてくださるので5分ほどかかります。

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炭火でソーセージが焼かれてる中、真ん中にお肉が置かれます。ホットドッグの場合だけでなく、お肉の場合もパンを焼いて出してくれます。

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お肉はずっしりと固めで噛み応えがあり、満腹感があります。プラスチックのフォークをくださいましたが、直ぐに折れてしまいました。なおお味はホットドッグ同様、ケチャップをかけていただきます。

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ドーナツやクレープといったスイーツは、ひとつのお店にコンパクトにまとまっています。コペンハーゲンではあまり見たことのなかった、揚げパンのようなロールも売っていました。

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もちろん、サンタグッズや毛皮なども売っています。

以上、ニュートーのクリスマスマーケットでした。
コペンハーゲン市内を観光していれば通り道にありますので、クリスマスシーズンにコペンハーゲンを訪れる際には、是非お昼ごろに立ち寄って、サンタの家を訪問してみてください。